お年玉袋

曖昧さ回避 この項目では、お年玉を入れる袋について説明しています。漫画『ドラえもん』に登場するひみつ道具お年玉ぶくろについては「ドラえもんのひみつ道具 (おさ-おの)#お年玉ぶくろ」をご覧ください。

お年玉袋(おとしだまぶくろ)は、正月お年玉をあげる際にお金(主に紙幣)を入れる袋のこと。製のものが多く、名刺大から長形4号封筒のサイズぐらいのものまである。

概要

ポチ袋」(点袋)と呼ばれることもあるが、この「ポチ」は関西方言で「心づけ、祝儀」を意味し、もっぱら京都の旦那衆が祇園等の花街で舞妓などに与える御祝儀を包むために版画商に作らせた祝儀袋のことであった。「ポチ」には「小さな」(これっぽち)という意味があり、「少ないですが」という謙虚な気持ちで与えたのが始まりである。近年では全国共通で「ポチ袋」と呼称される事が多い。

なお、日本では白地が主流だが、中華圏ベトナムでは赤地が主流で、「紅包(中国語版)」「紅包袋」(北京語)、「利是」(広東語)、「リー・シー」(ベトナム語)などと呼ばれる[1]

  • 日本のお年玉袋
    日本のお年玉袋
  • 中国の圧歳銭の紅包
    中国の圧歳銭の紅包
  • ベトナムのお年玉袋(Lì xì)
    ベトナムのお年玉袋(Lì xì)

脚注

  1. ^ “What is the Vietnamese holiday Tet?” (英語). Young Post. サウスチャイナ・モーニング・ポスト (15 Apr, 2021). 2023年1月22日閲覧。

関連項目

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