グレンヴィル男爵

グレンヴィル男爵
Vert, on a cross argent five torteaux.
創設時期1790年11月25日
創設者ジョージ3世
貴族グレートブリテン貴族
初代ウィリアム・グレンヴィル
最終保有者ウィリアム・グレンヴィル
相続資格初代男爵の直系の嫡出男系男子
断絶時期1834年1月12日
旧邸宅ワットン・ハウス

グレンヴィル男爵英語: Baron Grenville)は、かつて存在したイギリス男爵位。グレートブリテン貴族爵位。

首相ウィリアム・グレンヴィルが1790年から1834年にかけて保有した爵位である。

歴史

小ピット内閣で閣僚職を歴任していたウィリアム・グレンヴィルは、1790年11月25日勅許状によりグレートブリテン貴族爵位「バッキンガム州におけるワットン=アンダー=バーヌウッドのグレンヴィル男爵(Baron Grenville, of Wotton-under-Bernewood in the County of Buckingham)」に叙せられた[1]。グレンヴィル卿はその後首相になっている[2][3]

しかし彼に子供はなく、1834年1月12日の彼の死とともに爵位は廃絶した[2][3]

一方ウィリアムの兄であるジョージ・ニュージェント=テンプル=グレンヴィルも小ピット内閣の閣僚職を歴任し、1784年バッキンガム侯爵に叙せられている[4][5]。さらにその子であるリチャード・テンプル=ニュージェント=ブリッジズ=シャンドス=グレンヴィルは、1822年バッキンガム=シャンドス公爵に叙せられたが、この公爵位は2代後の1889年に廃絶した[6]

グレンヴィル男爵 (1784年)

脚注

注釈

出典

  1. ^ "No. 13259". The London Gazette (英語). 23 November 1790. p. 710. 2015年11月21日閲覧
  2. ^ a b Heraldic Media Limited. “Grenville, Baron (GB, 1790 - 1834)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2015年11月20日閲覧。
  3. ^ a b Lundy, Darryl. “William Wyndham Grenville, 1st Baron Grenville” (英語). thepeerage.com. 2015年11月20日閲覧。
  4. ^ Lundy, Darryl. “George Nugent-Temple-Grenville, 1st Marquess of Buckingham” (英語). thepeerage.com. 2015年11月21日閲覧。
  5. ^ Heraldic Media Limited. “Buckingham, Marquess of (GB, 1784 - 1889)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2015年11月21日閲覧。
  6. ^ Heraldic Media Limited. “Buckingham and Chandos, Duke of (UK, 1822 - 1889)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2015年11月21日閲覧。